荒唐遊民

映画(主にアジア)の感想記事など

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾B級映画の金字塔「ザ・ファンタジー・オブ・ディア・ウォーリア」(1961年)レビュー(ネタバレあり)

ランキング参加中映画 あらすじ(ネタバレあり) 1.台湾語映画全盛期 2.はちゃめちゃな登場人物とストーリ― 3.寓話的な表現 先日WeTaiwan内の企画「台湾映画の輝かしい今昔」で「ザ・ファンタジー・オブ・ディア・ウォーリア」(原題:大俠梅花鹿)を観た。…

孫たちの台湾原住民の可能性「ハヨン一家 タイヤル族のスピリット」レビュー(ネタバレあり)

ランキング参加中映画 先日のイベント「台湾映画の輝かしい今昔」で原住民の現状を描いた「ハヨン一家」を観た。単純な伝統か発展かというような二項対立に陥らず、現状の課題と可能性を描きつつ、原住民の方々のリアルな暮らしぶりと家族関係に迫った素晴ら…

「恋人たちの食卓」(台湾:1994年)感想

ランキング参加中映画 大阪で開催されているWe Taiwanのイベント「台湾映画の今昔」で「恋人たちの食卓」を観た。1994年公開の作品で、テンポの良いホームコメディやトレンディドラマっぽさが漂う懐かしさとグルメ映画的な側面もありリラックスして観れた。…

「呪儀」感想(ネタバレあり)とオムニバスホラー映画の可能性

ランキング参加中映画 夏なので普段あまり観ることがないホラー作品を観ようと思って「呪儀」を観た。本能的な恐怖やゾクゾク感というよりも、不気味な都市伝説的なホラーだったので、急に驚かされることや夜中にトイレに行きにくくなることが懸念されるひと…

少年と土着のリアリズム「冬冬の夏休み」感想(ネタバレあり)

タイトルから予想される「ぼくの夏休み」的なストーリーかと思いきや、冷静や子どもの視点で世界が社会に変わろうとする狭間をリアリスティックに描いている素晴らしい作品だった。 公式ホームページ http://xn--tungtung-movie-zp8wa.jp/ 1.少年のしたたか…

雪解けのあと感想メモ(ネタバレあり)

生き残ったものと喪ったもの、追憶とグリーフケア等のテーマに深い示唆を与える作品だった。前半は生き残ったイシャンとユエが、事件を引き受けざるをえない状況になり、不在だったがゆえに向き合おうとするイシャンと、居合わせたがために語られざるものを…